こんにちは。伊藤です。
雪解けもして、春の訪れを知らせる「ふきのとう。」
庄内地方では、「ばんけ」という名で親しまれております。
先日、はじめてこの「ばんけ」を天ぷらにして食べたのですが、ほろ苦く春の息吹と自然の恵みを感じさせる味わいで、また食べてみたいと思える味でした。
庄内にはこうした方言がたくさんあります。
三川町も、以前は方言の町として、「全国方言大会」や東京の大学生への「方言調査」への協力など、さまざまな取り組みを行ってきました。
今ではそうした全国方言大会は休止し、影を潜めてしまいましたが、改めて方言って調べてみるとおもしろい。
庄内の代表的な方言として「もっけだ」を1つとってみても、その意味は深く何気なく使う中に、庄内の方の奥ゆかしさが出ている。
「ありがとう」や「すみません」のようなニュアンスを持ちつつ、「感謝」や「恐縮」を表す言葉。
「ありがとう」と、定型句のような形で言われる感謝の言葉よりも、「すみません」というニュアンスから、相手を立てながら感謝を伝えることができ、より親しみがもてる言葉です。
最近若い人の庄内弁離れが進んでいるという話もありますが、こうした文化は途絶えずに続いていってほしいなと思います。